色々着こなせなくたってOK!
ニューヨークは一気に寒くなってきました。秋が一瞬過ぎる。。。(泣)
今日は私たちが囚われがちな着こなし幻想の一つについてお話ししたいと思います。
それは、
「いろんな服を着こなしてこそオシャレ」
という考え方です。この考え方が足かせになってオシャレになりきれないってことがよくあるんです。危険!!
セッションをしていて時々ある質問が、「〇〇が似合わないんですけどどうしたらいいんでしょう」というものです。
〇〇に入るのは例えば「スカート」や「寒色系の色」のようなざっくりしたカテゴリーだったり、時には「革ジャン」「ジーンズ」のような具体的アイテムだったりします。
これに対する私の答えは超シンプル、
「似合いづらいものは着ない」
です。
この服イマイチ似合わないなあと実は心の奥底では分かっているんだけど、それは自分の着こなし方が間違っているからじゃないか、と思って何度もコーディネートを変えてトライしてみたりしていませんか?
あなたにとって似合い度20点のアイテムを40点にする努力をするより、最初から100点のものを選んだ方が遥かにオシャレになります。
20点のものは残念ながらどう頑張っても100点にはなりません!
私はデザイナーという職業柄たくさんのモデルさんや女優さんを見てきましたが、そんな外見のプロとも言える彼女たちにだってそれぞれ似合いやすいものと似合いづらいものがあります。(ショーや撮影の現場ではそこをスタイリスト、ヘアメイク、照明、などのプロの技を駆使して何でも力づくで似合わせたりするんですが。。。)
ましてや一般人の私たちが身一つで色々マルチに着こなせるわけがありません。
耳が痛いかもしれませんけど言います。
自分でうすうす似合わないような気がするものは多分似合ってません。
そのアイテムと格闘したり何とかして克服しようとするのはやめましょう。無駄です!
着こなせないアイテムがたくさんあっても全然大丈夫。
わがままに、偏って、似合うものだけ身に着ける自由を自分に許しましょう。
例えば私の場合。
ごく普通の襟付きのシャツが似合いづらいです。首が短めだし丸顔なのもあって何となくスッキリ見えないんですよね。。
似合うシャツは低めのスタンドカラーか、台襟が立ってなくて襟がペタンと寝た感じのものです。または襟なし。
でも普通のシャツなんて定番中の定番じゃないですか。ベーシックなコットンの白シャツを着こなしてこそオシャレ、まずは一枚持ちましょう、みたいな記事は雑誌等でもよく見かけます。
でも何度トライしてもやっぱり似合わない。
ボタンを開けたりすればまあまあ大丈夫なんですけど、それって「20点を40点にする格闘」ですよね。
だからスッパリ諦めました。Bye Byeオシャレの定番白コットンシャツ!笑
ベーシックな白シャツを着なくても、他にいくらでも私にとってベターな選択肢はあるしね。